先日、リペアの依頼をいただきました。
tomoknitでずっと昔から作り続けているアイテムの１つ、カメラストラップ。
とにかく可愛いファンシーヤーンをこれでもか と たくさん使って
無機質なカメラにカラフルさや温かさをプラスできたら素敵だなあ と作り続けているアイテムです。
手元に届いたストラップを見てびっくり。
まず ついているタグが手彫りのハンコを押した手作りのもの！
これはかなり前に作らせてもらったものだと解る。
そして糸も各所でフェルト化していて その時間の流れを感じます。
このストラップが持ち主様と 長く時間を共にして 大切に使って来てもらえたんだなあってことが 伝わる。
とっても嬉しいことです。
一旦すべてを解いて、新しい芯を入れて作り直す。痛んでいる糸はできるだけ似たもの
同じものがある場合はそれを使う。
リペアと言っても一旦すべてを解いて作り直すので 新品を購入していただくのとかわりない手間と時間、そしてお代金もかかります。
それでも新しいものを選ばず直すことを選択してくださった持ち主様。
このストラップへの愛着が伺えて ここでもまた感激致しました。
時間を重ねること
その中には ただ時間が過ぎる 古くなる 以上に詰め込まれて行くものがあって。
それはモノでも音楽でも 服でも 家でも なんでもだと思う。
そんなそれぞれのバックグラウンドというか それぞれのストーリーみたいなものに 愛着を持ってくださるということは 作り手としてはこれ以上ない光栄です。
tomoknitはこれからも そんなストーリーを紡ぎ出す"モノ"を生み出していけたらなと 思います。
ありがとうございました＊
tomoknit.